僕は早稲田大学と東工大に合格することができました。思い返すに受験本番が目前に迫る2月に入った時点で、早稲田に受かったとしても、東工大は難しいだろうと感じていました。なぜなら、塾の最後の授業で解いた去年の数学の過去問で、時間内では到底合格点を得られないと気づいたからです。 実のところ僕は夏休みが終わるまであまり危機感を持たずに勉強していたので、休み明けの模試の結果を受けて必死に理数の学習を間に合わせようとしましたが、理科は演習不足、数学は今までずうっと弱点だった計算ミスの多さが未だ克服できずにいました。理科は得意な英語で十分埋め合わせできますが、苦手かつ配点の高い数学は何としても合格点を取る必要がありました。そこで過去問対策を始める前にひたすら数学を解き続けました。すると、以前解いた時よりも素早く、正確に解けるようになっていることに気づきました。今まで、頭では理解していても、順を追わなければ応用できなかった考え方や手法が、整理され、身についていたのです。こうしてぎりぎり間に合った数学のお陰で、本番は過去一番の手ごたえで、合格することができました。 僕が最後に数学を伸ばすことができたのは、今まで4年間、東西学院で答えを出すことよりアプローチや解き筋を重視する授業を受けてきたからだと思います。その蓄積がなく、他塾のような一つ一つの問題パターンに対応するしらみ潰しの学習をしていたら、きっと受験までに数学は間に合っていなかったでしょう。 東西学院に通い続けて本当に良かったと思いました。 |